円福寺の文化財について、今治市が公表する数量と指定年月日を補記します。指定年月日は、仏像の制作年や寺院の創建年を示すものではありません。
木造十一面観音立像1躯・木造十一面観音立像前立1躯(彫刻)、天和三年棟札1枚(歴史資料)。
木造不動明王立像・木造毘沙門天立像(彫刻)、各1躯。
『菊間町誌』606頁は、本尊の十一面観音を5尺3寸、前立の十一面観音を4尺6寸と記録しています。不動明王は2尺5寸、毘沙門天は2尺8寸で、いずれも木仏立像として掲載されています。
同頁には地蔵尊・弘法大師・千手観音の記録もあります。町誌に載る尊像の一覧と、市指定文化財の範囲は同じではありません。本尊と前立を区別した記録は、円福寺で受け継がれた祈りの姿をたどる手がかりになります。
寸法は町誌編纂時の記載です。各像の制作年代や現在の寸法、棟札の全文・筆者は今回未照合です。既掲の石城寺との関係は、引き続き町誌が紹介する寺伝として扱います。
出典:今治市文化振興課「菊間地域の文化財」/『菊間町誌』第三章「教育・宗教史」606頁(提供された紙面写真を確認)。