長法寺・時の蔵 / 今を残す

馬とふれあい、郷土を学ぶ

菊間小学校・亀岡小学校
3・4年生共同学習

令和8年(2026年)10月1日

馬に乗る子どもと、その歩みを支える地域の方

お供馬とのふれあいを通して、地域の伝統文化を学ぶ

菊間には、馬と人とがともに歩んできた文化があります。

加茂神社の祭礼で行われる「お供馬の行事」は、長く地域の人々によって受け継がれてきた菊間を代表する伝統文化の一つです。

その文化を、見るだけではなく、実際に馬とふれあいながら学ぶ機会が、地域の子どもたちにも受け継がれています。

校庭に集まる馬と地域の方々。乗馬台を備えた会場の風景

毎年行われる「3・4年生共同学習」

菊間小学校と亀岡小学校では、毎年「3・4年生共同学習」が行われています。

学習のめあては、亀岡小学校3・4年生と菊間小学校4年生が楽しく交流し、協力して活動すること。

そして、お供馬に乗ったり、餌を与えたりする活動を通して、馬に親しみ、郷土の伝統文化を学ぶことです。

地域で受け継がれてきた馬の文化を、子どもたち自身が体験しながら学びます。

馬と地域の方を囲み、学びを共にする子どもたちの後ろ姿

馬に触れて知る、ふるさとの文化

馬を間近で見る。
実際にその身体に触れる。
餌を与える。
そして、その背中に乗る。

間近で見る馬の表情と温かなまなざし

写真や文章だけでは分からない馬の大きさや温かさ、息づかいを、子どもたちは自分の身体で感じます。

そこには、教室の中だけでは得ることのできない学びがあります。

また、二つの小学校の子どもたちが一緒に活動することで、学校の垣根を越えた交流の機会にもなっています。

地域の方に導かれて乗馬を体験する子どもの横姿

地域の人が伝える

この体験を支えているのが、地域で馬を守り、お供馬の文化を受け継いでいる愛馬会の皆さんです。

乗馬台から馬に乗る子どもを周囲の大人が支える様子

伝統文化は、形だけを残せば続いていくものではありません。

馬を世話する人がいて、
子どもたちに伝える人がいて、
それを受け取る次の世代がいる。

乗馬台のそばで活動を支える地域の方

そうした人と人とのつながりの中で、文化は受け継がれていきます。

毎年行われるこの共同学習もまた、お供馬の文化を未来へつないでいく大切な営みの一つです。

校庭に集まり、馬とのふれあい体験を支える地域の方々

愛馬会の皆さんに支えられて続く学び

令和8年10月1日の記録

令和8年(2026年)10月1日。

今年も菊間小学校で、愛馬会の皆さんの協力による馬とのふれあい体験が行われました。

子どもの乗った馬を引き、歩みを導く地域の方

子どもたちは馬に乗ったり、餌を与えたりしながら、馬と親しみ、地域に受け継がれてきた文化に触れました。

校庭に集まった馬と、地域の方々が支える体験の風景

毎年繰り返されている風景かもしれません。

けれど、その年、その場所にいた子どもたちにとっては、一度しかない時間です。

そして、こうした日常の積み重ねそのものが、地域の歴史になっていきます。

今を、未来へ

祭りの日だけが、伝統文化ではありません。

馬を育てること。
文化を伝えること。
子どもたちがそれに触れること。

こうした日々の営みも含めて、菊間のお供馬の文化は受け継がれています。

地域の人に世話される馬の穏やかな表情

何十年か先、この写真を見た子どもたちが、
「小学生の頃、馬に乗ったな」
と思い出す日が来るかもしれません。

長法寺「時の蔵」では、地域の中で今も続いているこうした営みを記録し、次の世代へ残していきます。

「いまは、誰かの手のつづき。」

そして、今日の風景もまた、未来へ続いていきます。

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