菊間の記憶を、次の世代へ
長法寺・時の蔵
私たちは、
何を次へ渡せるだろう。
町を形づくるのは、建物だけではありません。
人の記憶、祈り、仕事、祭り、風景。
菊間に受け継がれてきたものを、記録し、次へつないでいきます。
長法寺だけが残ればよいとは、考えていません。
「時の蔵」は、地域の記憶を残し、次の世代へ渡すための記録庫です。
過去を見る / 今を残す / 未来へ渡す
史料をたどる。今日の営みを記録する。受け取った記憶を、次へつなぐ。
01 過去を見る
史料や記録をたどり、菊間と寺院の歩みを見つめます。
史料で確かめられたことと伝承を分けながら、古写真や古文書、寺社の記録に残る手がかりをたどります。
過去の記事を分類から探す
古文書・歴史資料
『菊間町誌』からたどる菊間の記憶
地域の歩みや寺社の記録をたどるための、『菊間町誌』の資料案内です。
大正10年の寺院記録
― 長法寺・真福寺・献珠院 ―
大正10年(1921)刊『新義真言宗大観』の原本画像から、三ヶ寺の所在地・本尊・寺産・檀徒数などを読み比べます。原文の翻刻と、記載のない項目も区別して紹介します。
遍照院の古文書 ― 寺領・加茂神社・地域の歴史 ―
町誌に掲載された古文書目録28項目を手掛かりに、寺領の寄附や加茂神社との関わりを紹介します。市指定文化財4通とは別の集計として扱います。
『菊間町案内記』

寺院や地域の営みが記された資料。明浄寺の紹介ページでは、初祈祷や再建の記録を出典とともにたどれます。
過去帳から見えてきた、名字と家の変化
過去帳に残された記録から、名字と家の変化をたどります。
寺院・歴代住職
長法寺 歴代住職
過去帳に残る、中興第一世・快祐から第27世までの法灯の記録です。
真福寺 歴代住職
史料で確認できる住職と、寺の継承を記録しています。
献珠院 歴代住職・僧侶の記録
秘仏・十一面観音への信仰と、史料に残る僧侶・寺の継承を記録しています。
遍照院 歴代住職 ― 中興以降の33世 ―
『菊間町誌』の世代表から、真慧から瑞興までの僧侶の記録と、献珠院から転住した実順の歩みをたどります。町誌当時の記録と現在を区別して紹介します。
大正14年、「準国宝」と記された長法寺の薬師如来
『菊間町案内記』の記録と、現在も残る享保13年の修補銘から、御本尊の歩みをたどります。
献珠院の秘仏・十一面観音
享保7年の修理記録と、受け継がれる祈り
享保7年(1722)に残された御本尊修理と点眼加持供養の記録から、献珠院の秘仏・十一面観音と受け継がれてきた祈りをたどります。
寺院に伝わる祈りの記録
真福寺に伝わる子安地蔵・安産信仰の資料と、石鎚信仰にまつわる歴史を紹介しています。
神社・民間信仰
太郎坊供養 ― 菊間・蔵谷に受け継がれる祈り ―
麦の供物、念仏、持ち回りと共食の記録から、菊間・蔵谷の人々が受け継いだ祈りをたどります。市指定の無形民俗文化財と、伝承・現在の未確認事項を分けて紹介します。
金刀比羅社の瓦灯籠
― 菊間瓦と海を渡る人々の祈り ―
文政9年(1826)の瓦灯籠を手掛かりに、菊間瓦を船で運んだ人々と航海安全への祈りを、公的資料と未確認事項を分けてたどります。
歌仙滝と瀧観音
― 菊間に残る自然と祈りの記憶 ―
市指定名勝の歌仙滝と、古文献に記された観音石像、彼岸の参詣と供養を、確認できる記録と未確認事項に分けてたどります。
菊間のオジノッサンと五輪さん
菊間に残る呼び名と石への信仰を、きくま神仏地図と片岡樹先生の研究からたどります。
地域史・研究
江戸時代の長坂・高田・中川
― 三ヶ寺を囲む村の記録 ―
江戸時代の家数・人口・村高を手がかりに、長法寺・献珠院・真福寺を囲む三つの村の暮らしをたどります。村全体の記録と寺院の由緒を区別して紹介します。
別府と菊間をつないだ地域の歴史
― 佐方保・別府学校・越智卯三郎 ―
佐方保、別府学校、越智卯三郎による教育支援の記録から、別府・佐方・種のつながりをたどります。
佐方に残る因島村上氏の記憶
― 長本寺・無宗天城・村上氏墓所 ―
長本寺、無宗天城、墓碑や記念碑を手掛かりに、佐方と因島村上氏の関わりを、史料と寺伝を分けてたどります。
片岡樹先生の菊間研究
― 神と仏、妖怪、伝承から読み解く地域の信仰 ―
牛鬼、廃社・廃堂、石仏や落城伝説をめぐる片岡樹先生の公開研究を案内します。研究の記録・地域の伝承・研究者の解釈を分け、論文や公開地図への入口を紹介します。
現地探訪・文化財
掌禅寺を歩く
― 仁王門・梵鐘・金龍桜に残る記憶 ―
仁王門、梵鐘、金龍桜、建物の意匠を、現地写真と案内板の記録からたどります。
高縄山と高縄寺を歩く

高縄寺の境内と千手杉、高縄山からの眺望を、写真と公開資料でたどる訪問記。
加茂神社を歩く
― お供馬の参道と、社殿に残る意匠 ―
祭りを前にした境内、参道、神馬像、木彫刻と瓦の細部を写真で記録し、お供馬の歴史を史料と伝承に分けてたどります。
令和8年 菊間祭りの記録
令和8年の菊間祭りを、加茂神社の馬場に集う神輿と担ぎ手の姿から記録しました。今の故郷の風景を、未来へ伝える写真資料です。
客神社の社叢
― 菊間・西山に受け継がれる森 ―
県指定天然記念物の約3,840㎡の森と、2023年度に西山部落が担った環境整備を、公的資料からたどります。
菊間の歴史・神仏・史跡
古い風景や地域の記憶、石仏・石碑などに残る記録をたどる入口です。
02 今を残す
いま地域で続いている営みを、未来のために記録します。
馬とふれあい、郷土を学ぶ

菊間小学校・亀岡小学校 3・4年生共同学習
馬とのふれあいを通して、地域の人から子どもたちへ文化が受け継がれていく様子を記録します。
祭礼や地域行事、学校と地域の交流、日々の暮らしや風景。今あるものを、今のうちに記録し、少しずつ収めていきます。
場所や団体、人そのものの紹介は「地域とご縁」へ。時の蔵では、そこで何が起き、何が残り、どう受け継がれているかをたどります。
地域とご縁を見る →
03 未来へ渡す
記録を集め、残し、次の世代へ手渡していくための取り組みです。
写真や史料を、確かめられる記録へ
写真や古文書に、分かる範囲で場所や時期、伝えてくださった方の話を添える。地域史料の保存とともに、次の世代が確かめられる記録を残していきたいと考えています。
昔の写真や地域の記憶をお寄せください
古い資料、昔の店舗や施設の思い出、祭りや行事の記録。時期や場所がはっきりしなくても、分かる範囲でお聞かせください。
私たち自身も、受け取ったものを次へ渡す途中にいます。
いまは、誰かの手のつづき。
地域の祈りの場所を記録する「きくま神仏地図」も、次へ渡していきたい大切な資料です。続けてご覧ください。